IPoEについてもまとめました。

NTTコミュニケーションズの、「IPoE方式」による、法人、企業向けのインターネット接続サービス「OCN光IPoEサービス」を提供開始
◇2018年6月27日14:15
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、27日、フレッツ網を利用して、IPoE(IPoverEthernet)接続方式に、対応した、企業向のけインターネット接続サービス「OCN光IPoEサービス」の、提供を開始した。
OCN光IPoEサービスでは、「IPoE方式」による、IPv6通信、および、「IPoE方式」を活用したIPv4overIPv6の技術による、IPv4通信を合わせて提供します。「IPoE方式」は、従来の、PPPoE方式より、より大容量化した設備を、利用するため、混雑しにくいネットワーク構成が可能となっており、混雑の原因となりやすいといわれる、個人向けサービスの、トラフィックを論理的に分離することによって、ビジネスで、必要となる高速で、かつ安定したインターネット利用環境を提供するとしています。
サービスには、従来とのサービス比、二倍の帯域設計となる「標準プラン」と、従来とのサービス比六倍の「ワイドプラン」があります。「ワイドプラン」ではWindowsUpdateによる、通信を、業務用の通信から、分離できるので、WindowsUpdateが、実行されている間でも、他の通信が安定して利用できるようになっています。
サービスの利用にあたっては、回線に接続するだけで必要な設定が自動的に行われるIPoE対応ルーターをレンタルで提供する。また、故障が発生した際には、OCNのネットワーク/フレッツ 光ネクスト/IPoE対応ルーターのいずれに原因がある場合でも、24時間365日、ワンストップで受け付けし、故障区間を特定。オプションサービスのオンサイト保守(24時間365日対応)を契約している場合には、4時間以内にIPoE対応ルーターの設置場所へ駆けつけ、交換対応を行うことも可能となる。
利用用途に合わせて、固定も動的も、いずれかの、グローバルIPv4アドレスが、選択可能です。「固定IPアドレス」を利用すると、送信元の「IPアドレス」による、セキュリティ認証や、防犯カメラなどの、離れた場所からの、遠隔管理を、行うことができます。
また、NTTコミュニケーションズのクラウド型セキュリティ機能を、パッケージ化した「OCN光IPoEvUTMセット」の提供を行います。推奨のセキュリティポリシーが、あらかじめ設定されているので、複雑な設定は不要です。顧客の用途に、応じてセキュリティポリシーを、オンラインにて設定できる機能があったり、不正の検知ログ、ブロックログといった、セキュリティ対策の見える化機能を、ポータルサイト上にて提供する。
OCN光IPoEサービスの、月額利用料金(税別)は、フレッツ別契約型(OCN光「フレッツ」IPoE)の場合は、「動的IP」の標準プランは、4,500円、ワイドプランは、7,500円、「固定IP」の標準プランは、11,500円、ワイドプランは14,500円。
料金は、いずれにおいても、光回線が「フレッツ光ネクストファミリータイプ」で、IPoE対応ルーターをレンタルの保守タイプとして、センドバック保守(郵送による修理、交換対応)を、選択した場合です。また、「固定IP」については、利用するアドレスがひとつの場合です。
OCN光IPoEvUTMセットの、月額利用料金(税別)は、フレッツ別契約型標準プランですと、15,000円、オンサイト保守(24時間365日対応)を標準で提供する。

IPoEとは、NTT東西会社のNGN網(次世代ネットワーク)など、事業者側の、ネットワークと直接接続して、IP通信を、行う通信方式です。
企業内のLANなどと、同じ仕組みですので、PPPoEのように、接続用のユーザー名(ID)と、パスワードを必要としません。
そのためIPoEは、「ネイティブ接続方式」とよく呼ばれます。一方のPPPoEは「トンネル接続方式」と呼ばれます。
たまに耳にするIPv4overIPv6ってなにでしょう。
IPv4と、IPv6では、IPのバージョンが違いますね。新しいIPで、通信をするためには、パソコンのOS、さらに通信機器、そしてサービス(ウェブサイトやメール等)も、IPv6に対応していなくてはなりません。
しかし、IPv6化が進行中である現在は、IPv6に、対応しているサービスは、まだまだ少ないのです。例えば、IPv6で、観ることができないウェブサイトは、多く存在します。
そこで、IPv4通信でも、IPv6ネットワークの、経路を通れるようにする、技術「IPv4overIPv6」を、使うことによって、IPv4通信、IPv6通信、どちらでも、混雑する網終端装置を、迂回し、通信ができるようになります。今後、通信方法はIPoEと、料金面で優位な、bsimに代表されるMVNOに2分されていくでしょう。

「IPoE」とは、フレッツ網から、インターネットへ接続するための、新しい接続方式のひとつです。ほかにも、従来型の「PPPoE」という接続方式があります。
IPoE:IPoverEthernetの略です。イーサネットを使い、IPパケットを伝送する、インターネットの通信方式です。
PPPoE:Point-to-PointProtocoloverEthernetの略です。イーサネットを使いPPPという、プロトコルを伝送する通信方式です。インターネットの利用者と、ISP事業者間の接続で多く利用されております。

OCN光で、IPv6が使えます。IPv6接続のメリットと、その設定方法とは。
従来型の、インターネット接続方式である「IPv4」は、すでに、「IPアドレス」が、増えすぎていて、枯渇寸前の状態です。
「IPアドレス」の枯渇から、インターネット回線の混雑が、原因となって、インターネット回線の速度の低下が、社会問題化しています。
そこで、徐々にですが、新型の接続方式「IPv6」に、切り替ってきています。
「IPv6」の、「IPアドレス」の数は、「IPv4」と比べると、莫大な数となり、混雑の心配がありません。
IPoE方式で、インターネットへ接続することで、すでに「IPアドレス」が枯渇化している「IPv4接続」だけではなく、理論的には2の128乗個(=約340澗、34の後に0が37個つく数)もの、「IPアドレス」を、利用できる「IPv6接続」も可能です。
つまり、IPoE方式によって、IPv4通信と、IPv6通信の二形態の通信に、分散ができて、結果としては回線混雑の緩和が可能になるのです。
PPPoE方式とIPoE方式の違いとは、IPv4接続では、PPPoE方式の接続しか使えませんが、一方、IPv6接続では、PPPoE方式に加えて、IPoE方式の接続も使えてしまいます。
なお、「IPv6接続が、利用できると通信速度が、アップする」と、説明されていることもありますけれど、実際のとこは、IPv6接続を利用するということは、「IPアドレス」の数の問題を解決するだけであって通信速度には、関係しません。
しかし、IPv6接続が選択できると、IPoE方式が利用できるようになるために、認証方法がスムーズになるだけではなく、通信速度制限も、ゆるやかになって、通信速度の向上が、期待できるのです。

IPoE方式、IPv4overIPv6=IPv6のネットワーク上で、IPv4による通信を通す。
※フレッツを使った、インターネットが遅くなる原因と言われている、NTT網内の「網終端装置」を、通らないために速度が改善される。
IPv6は、RTより上位側(網側)なので、LAN環境はそのままのv4でも大丈夫です。
アクセス線は、フレッツを使用します。
申し込みには、必ずフレッツの回線IDと、アクセスキーが必要です。
OCNから、IPoE専用のルータが、レンタルで提供されます。
帯域設計が異なる「標準プラン」と、「ワイドプラン」から選択が可能です。
「ワイドプラン」は、WindowsUpdateによる、通信を業務用の通信から、分離します。
WAN側の「IPアドレス」は、v4アドレスと、v6アドレスを付与されます。動的と固定を選べますが、固定されるのはIPv4のアドレスのみです。v6アドレスは半固定です。